相続財産(遺産)調査

相続財産(遺産)の調査方法

預貯金

 預貯金は通帳を記帳しに行くか、銀行などの窓口で残高を聞きます。残高証明書を取得することもできます。そのとき亡くなった人との関係を示す戸 籍謄本等が必要になります。

株式

 株式も価格の評価が難しいものの一つです。上場株式であれば一定期間の平均価格や、相続日・相続の月・相続の前々月の最低価格を採用します。店頭登録株であれば公表されている類似業種の価格の平均を採用します。非上場株式の場合は、その会社の事業内容や経営状況を勘案して 相続人で協議のうえ決める場合が多いです。

不動産

 不動産はその不動産を管轄する法務局で不動産登記簿謄本を取ります。

 また、市町村役場(東京都では都税事務所)に行って固定資産税評価証明書を取得します。

生命保険

 亡くなった人に生命保険が掛けられている場合に、この保険金は相続財産になるかどうかはケースバイケースです。保険金の受取人が亡くなった人 ならば相続財産になります。受取人が他の人ならばその受取人のもので、相続財産ではありません。